■2005年5月の「絵てがみコラム」
 

ベランダにアロエとかローズマリーとかアイビーとか、あんまり色っぽくない植物が育っている。
今、花をつけているのは小さな紫色のなすびの花だけ。
何か収穫できる物を植えておくと小さなプランターでもちょっとした畑のようで、毎年ピーマンとかプチトマトとか、結局一つか二つしか収穫できないけど大事に食べたくなる。
結構虫がついて、ギョッとなる事も多いんだけど……
なすび、収穫できるかな?
今朝、なんだか葉っぱが穴だらけ!やな予感……。

この絵てがみコラム、毎週更新を続け、おかげさまで楽しみにしてくださっている方も多く、とてもうれしく思っています。
次週は銀座三越でのイベント直前の準備と管理人さん渡米中につき、一回お休みさせていただきます。

 

 
 
 

近くにあるのに、なかなか行けなくって実際行ってみたら思ったよりずっと良かったって所があったりする。
旧岩崎邸庭園。一人でぶらっと行ってみた。
上野不忍池の近く、明治時代の本格的な洋風の建築で、建物全体もさることながら、英国ジャコビアン様式の階段の手すりやルネサンス、アカンサスのモティーフが取り入れられたベランダの柱、当時の流行かイスラム風の暖炉のある部屋、金唐紙の壁紙など歴史を感じるディテールがとても美しい。
天井の高いホールでのダンスパーティーの様子などを想像してみたり…
広い庭に集う日傘にドレス姿の当時の「はいから」な女性たちを想像したり…
ちょっとした、白昼夢気分。

 

 
 
 

3年半ほど前に雑誌に応募した旅行が縁で、時々集まっては会食したりプチ旅行したりする楽しいグループがある。みんな個性的で年も仕事も生活環境もバラバラの人たちだ。大人になってから得た素敵な友だち……というのは、すごく貴重でこれからの自分自身の生き方にいろんな栄養を与えてくれるだろうな〜としみじみ美味しい会食をしながら思う。
美味しいものを食べて笑う機会、そういう集いに参加できる幸せ、噛みしめて、噛みしめて、噛みしめて、食べ過ぎて……。

 

 
 
 

藤色の扇子に藤の花が一番の人気だ。
恒例になったデパートでの手描き扇子の実演。今年も新宿伊勢丹のお香のかおるフロアで、母の日まで扇子と格闘中。
花の名前も分からない若い男性がお母さんの喜ぶ顔を想像しながら、迷いに迷って扇子の色と花を決めている姿。
母と娘でキャッキャ言いながら、互いにプレゼントし合って、結局お母さんの方が派手な絵柄を選んだりしてー。
扇子は風以外にも、いろいろな表情を運んでくれる。

 

 
 
 

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