■2015年8月の「絵てがみコラム」
 

薔薇時間と銘打った蔵・灯環ギャラリーでの作品展から始まった今年の夏。3年ぶりのイタリア旅行、ミラノ万博も楽しかった! 絵手紙の講座などで金魚の絵など季節感のあるモチーフに挑戦したり(一応レッスンの前には私も、練習したりするんですよ)猛暑も夏の初めに新調したエアコンと扇風機のお蔭で何とか乗り切り、ここ数日の雨で夏の終わりを感じますね〜。
さあ、もう9月。私のカレンダーも残り4枚になっちゃいます。少し寂しいような…。どんな秋を始めましょうか?
絵の講座のお問い合わせが関西や遠方の方からもありますが、現在関東近辺のみで行っております。ご興味のある方はどうぞお問い合わせください。詳しくはWhat's Newをご覧ください。

新しい講座が二つ始まる予定です。
■「村西恵津のモダン絵てがみ」
・柏の葉カルチャーセンター(柏市・ららぽーと柏の葉北館)
・第4月曜日10:30〜12:30
■「村西恵津のモダン絵てがみ」
・取手カルチャーセンター(取手市・取手駅ボックスヒル)
・第4月曜日14:00〜16:00

継続中の講座
■「村西恵津のはがき絵」
・朝日カルチャーセンター千葉(千葉市・三井ガーデンホテル)
・第4火曜日13:00〜15:00
■「村西恵津のモダン絵てがみ」
・ヴォーグ学園東京(市ヶ谷・ヴォーグビル)
 第1or第2月曜日13:30〜16:00
■「墨彩画講座」
・ハート&カラー(東京南青山)
 2ヶ月に1度土曜日の午後
■「やさしい水彩画教室・川崎」(サロンスタイル)
 月に1度土曜日の午後
■「やさしい水彩画教室・本郷」(サロンスタイル)
 月に1度土曜日の午後

 

 
 
 

近づいている台風の影響か、厚い雲が太陽を隠して歩き回る予定の美術展めぐりにはありがたい午後。
まずは、かねてから行かなくっちゃ!と思っていた丸の内・三菱一号館美術館で開催中の「画鬼・暁斎」展。幕末明治に活躍した人気絵師「河鍋暁斎」の海外の美術館から里帰りした作品も含めて、幅広い画業の展覧会だ。実はカエラー(蛙贔屓な人々・蛙業界?)の間では知らぬ人のいないほど有名な存在で、かえる友の会の本部も埼玉県の「河鍋暁斎美術館」の中にある。ほぼ、身内気分だ(なんで?!)美人画も山水画も鋭い目の動物画もユニークすぎる戯画も、ちょっと怪しすぎる鬼才ぶりも…すごい! 好きな画家は?と、聞かれたらジョージア・オキーフ、野又稔、そしてちょっと抵抗あるけど、河鍋暁斎と言ってしまいそうだ。よく聞かれて困るんだけど、予想に反して自分と似た画風の作家は、実はあまり好みではなかったりするのだ。
そんな怪しい作品をたっぷり鑑賞した後、今にも降り出しそうな曇天の中、上野の都美術館で知人が出展している公募展へ。この後は東上野のお寺やお墓に囲まれた民家ギャラリーで知り合いが企画した「妖怪と花」展のオープニングに駆けつけたいと先を急ぐ。今日は蛙と怪しげな作品を観る日なのね…そう思うと、心なしか生温かい風が上野の杜の木々を揺らしている…。すると突然の激しい雨! ついに前が見えないほど降り出した! 日傘兼用の小さな折り畳み傘では全然しのげない。タクシーも空車が来ない! そもそもタクシーかどうかもわからないほどの雨。しばし立ち尽くしていると、目の前に蛙が…?いやいや違う! 1台のタクシーが止まった。目を疑いたくなるような…タクシーの屋根の上に付いた社名表示の行灯(あんどん)が大きな緑色のの蛙のイラスト。なんだか社名とは全然関係なさそうなんですけど一瞬、鳥肌…。
蛙の妖怪?幻覚かと思って運転手さんに確認。「無事カエルですから…」雨はすぐに上がった。

◆8月22日(土)〜11月23日(月)京都文化博物館にて、東京富士美術館で開催されていたレオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展が、フィレンツェと京都市姉妹都市提携50周年を記念して開催されます。(来春、宮城巡回)公式パンフレットに私が描いた、フィレンツェのイラストマップやフィレンツェ暮らしのスナップやス
ケッチが掲載されています。詳しくはWhat's Newをご覧ください。
◆9月3日(木)〜13日(日)千葉市・スペースガレリアの企画展「まあるい広場の紙と遊ぶ」に参加出品します。社会福祉事業所で牛乳パックから漉かれた紙を多くの方に知ってもらいたいと企画された23人の作家によるコラボレーション展です。詳しくはWhat's Newをご覧ください。

 

 
 
 

目利きと言えば…お宝を鑑定するテレビ番組やリサイクルショップでのブランド物の真偽を見極める人を評するくらいで、あまり縁のない言葉だったけど、昨年から関わらせていただいていた仕事でこの「目利き」という言葉が登場する。「築地の目利きが選んだ、旬のおいしいものをお届け。」そんなセレクトギフトの通販のためのイラストや筆文字をたくさん描かせていただいたのだ。
築地市場の海鮮・干物・たらこや西京漬けの専門店、牛肉・鶏肉の専門店、プロの料理人が足しげく通う果物や野菜の専門店などその時に美味しいものを選んで送ってくれるという「通」な感じの贈り物。一般的なカタログ通販とは一線を画しているように思う。デパートなどとは違ってギフト包装などは余り色気のないものらしいが、ちょっと面白そうだ。まだ実際に申し込んでみてはいないので、「目利き」の選んだ美味しいものを味わってはいないのだけど、興味のある方は是非。What's Newよりリンクしています。
残暑もまだまだ厳しそうだけど、食欲の秋は駆け足で忍び寄っているようだ。

 

 
 
 

イタリアお土産話をせっせと描いているうちに、7月が終わってしまい猛暑続きの8月…皆さんいかがお過ごしでしょうか?
夏の初めに調子の悪いエアコンに見切りをつけて、新しいのを買っておいてよかった! 去年の夏の終わりに首が折れた中国製の扇風機も捨てちゃってたんだ! エアコン値切った上に扇風機も混みこみで、安くして〜と頼んだとはいえ、清水の舞台から飛び降りた夏前の出費だった。しかし、悔いなし。エアコンも扇風機もフル稼働だ。それでもこの夏、夏バテも熱中症一歩手前も経験(一瞬夏痩せ、すぐにリバウンド^^;)体力ないよね〜。屋外で仕事をしている人はたくさんいるのに情けない…。
暑くてもプチ筋トレ、週一回は行くべし! 仕事の合間に美術展やら友人の作品展など4〜5回、新しい日傘でちょこちょこ出かけております。暑気払い?と名打った食事会も数回。駆け足で過ぎてしまう夏を追いかけて。
そうそう!先日なじみの東銀座のイタリアンで美味しい一皿をいただいた。今日のおすすめ、「ヤリイカとアスパラガスの炭火焼」ニンニクと玉ねぎ、オリーブオイルソースがきいた肉厚なヤリイカ、絶妙な焼き加減のアスパラガスにぎゅっとレモンを絞って。ちょっとほろ苦い、リーフチコリーも添えられていた。あら〜? 暑気払いもイタリアンなの?って言われそうですね。イタリアかぶれは継続中なのだ。鰻もいいけどね〜。

 

 
 
 

 <<<7月

9月>>> 
 
▲TOP
■COLUMN
●HOME