■2022年3月の「絵てがみコラム」
 

先日、しみじみ大人になったものだ(歳をとった…とは言いたくない)と感じる出来事があった。昨年亡くなった友人のお墓参りを終えて、友人たちとお寺さんから一駅隣りの柴又まで行って鰻でも食べようか!ということになった。柴又なんて何十年ぶりだろうか? 駅前の寅さんの像を通り過ぎて参道に入る。なんだか映画のセットのような昭和な店が軒を連ねている。思わずキョロキョロしちゃうね。東京下町見物だ。老舗のうなぎ屋に入り松竹梅の真ん中「竹」を奮発した。ビール好きだった友人への献杯だとビールを1本注文、ここまでで子供や若者には出来ない、とても大人っぽいことをしているな〜と。この年にしてしみじみ大人になったもんだな〜と感じたのである。
帝釈天にお参りして草団子や佃煮を買って、明るいうちにとっとと帰る。ご機嫌な墓参りになった。友のお蔭だね。ショックでとても悲しい出来事だったけど、こうしてまた一つ新しい時間、新しい感覚を私たちに与えてくれた。これからの時間を大切に愉しみなさいと教えてくれた。鰻もとても美味しかった。
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現実のものとは思えない光景が連日報道されている。湾岸戦争の時はテレビゲームのような閃光と電子音が暗闇に響いていた印象が強く残っているけど、SNSの時代だ。一般の人が近所の惨状をとてもリアルに今、伝えている。それでも日本は遠い島国で、わが身のように痛みを感じることはきっとできないと思うけど…どうしてだろうな〜悲しくてむなしい殺し合い…。戦場と化した母国に戻っていく父に泣き叫ぶ子供…ニュース映像に何度も涙があふれる。ずっとずっと心に傷が残るよね。一刻も早くこんな戦争やめてほしい!
このコロナ禍でどっぷりはまったトルコの時代劇の話をしたことがあったかしら? オスマン帝国時代の権力争いやハーレムの女たちの愛憎劇、つまりはトルコ版大奥だ。ゴージャスな大河ドラマで最初は衣装の美しさにひきつけられた。特に男性陣のダマスク織りの衣装がため息ものだった。異国への禁断症状を癒してくれたのだ。全世界で8億人が視聴したと言われる。4シリーズと番外編2シリーズ全部で1時間番組480話位に及ぶ。それを完全制覇するのも間もなくだ! ホッとするやら淋しいやら。それに登場するヒロインはクリミアから奴隷として連れてこられた、美しくも貪欲な一人の女が皇帝妃にまでのし上がるお話。聞きなれなかったクリミア…私の中で歴史と現実とドラマが湾曲しながら頭の中を駆け巡る。今毎日何度も聞く地名、きっと深く深く昔から複雑な歴史があるのだろう。簡単には理解できないことが山ほどあるのだろう。でも戦争がいけないこと、何も得ないこと、それだけはわかるような気がする! 殺し合いはドラマの中だけの話にしてほしい。

 

 
 
 

今年も3月11日がやってきてリアルにあの時を思い出す。もう11年にもなるんですね。あんな悲劇はもう二度と…と思いながらも、また世界はとんでもない悲劇を招いている。
どうして破壊して殺し合わなくてはならないのだろう。何とかならないのだろうか…。遠い海の向こうの話だと、突き放しては思えない。今現実にこの時代に起こっているなんで信じられないロシアのウクライナ侵攻。やめてほしい!! 自然の力が起こした災害の悲劇だけでもまだまだ立ち直れない現実があるのに、激しい銃撃戦…だなんて! 一般市民がたくさん巻き込まれて命を落としている。僅かな荷物で町を追われ、凍えている子供たち。現実のものとは思えない映像がウクライナの今を伝えている。
悲しい…祈ることしかできないのかな〜。仕事から戻り、ブルーのキャンドルに灯をともした。

 

 
 
 

3日の午後に三度目のワクチン接種を受けた。夜から肩が痛くて痛くて眠れない。鎮痛剤を飲んでも体温は37度7分から38度5分まで上がり寝たり起きたり、もう昼だか夜だかわからない。4日の深夜になって熱は平常に戻ったけど、同じ姿勢で横になりすぎたせいか寝返りも打てないほど今度は腰痛。いつもなら座りすぎで腰に来るのだけれど、今回は横になりすぎ? ああもう泣きっ面に蜂!
でも良い天気だから洗濯を腰を曲げながら干して…何か食べなくては。バナナと桜餅しか食べてないな〜。散々な週末だったけど来週は忙しいので頑張らなくては…なのでもう一日寝だめしておこうか? ああでも腰は痛いし…とほほだね〜。でもきっと月曜日には復活予定!
さて、陽気はぐっと春めいて梅も満開、桃も満開、次は桜ですね〜。こんなしんどい思いしてワクチン接種受けたのだから、安心してお花見できるようになってほしいものですね〜。

 

 
 
 

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