先日、友人たちとの食事会の席で「あなたは人並み外れて強い”欲”って何？」って会話になった。特に考えたことなかったけどそれぞれの返答がとても面白かった。仕事が充実しているDさんは「達成欲」目標を達成できた時の充実感はこの上ないと話す。お洒落番長のMさんはやっぱり「買い物欲」気に入った靴や鞄はやっぱり欲しい。旅好きのNさんは「旅行欲」、それは半端ではなく、好みのワイナリーを訪ねる1ヶ月のフランス旅行を計画中だとか…。ご子息が結婚されたばかりのYさんは子供の手が離れてさぞや解放感が…と思ったら「子供欲」と意外な返答。子供のいない私にはわからない、永久の親子愛があるのだろう。もちろん食欲や酒欲なんて答えもあったけど、さて私は？蛙グッズの収集欲は確かに人並み外れてるレベルに達してるかもしれないけど、子供のころから消しゴムや千代紙やシールの収集合戦には大概クラスで1、2を争っていた。「好き」と言うからにはこれくらい当たり前！と思っているし〜特筆すべき程ではないだろう。
果たして私の人並み外れた「欲」は？答えはすぐに出た！「見る欲」だ。自分の興味のあるもの、好きなもの、心に留まった情景を実際この目で見た〜い！と思う気持ちだ。海外旅行好きもその一環だけど、あの一枚の絵、あの橋からの夕日、映画のあのシーンのあの広場、決してダイジェスト版は望まない。自分の価値観に合致したその瞬間を実体験出来ることが重要なのだ。先日のパリのオペラ座でオペラを見ると言うのも、「オペラ座で見る」のが私にとっては大事なポイントだったのだ。
演劇や音楽もLIVEが一番！何回見ても同じものはない。だから好みのLIVEはとっても大事で、テレビやDVDなんかどうでもよくなって実際買ったまま、封を開けてもいないCDやDVDも多いのだ。小学生の時から思いこがれていた情景をこの年末、東京ドームで体験した。端っこだけどアリーナ席の最前列。もし小学生の自分に遭遇したら、こっそり教えてあげたい「40ウン年たっても彼は歌っているよ。あなたの目の前で歌っているよ。」
私の「見る欲」はどん欲です。新しい年が来ても心に引っかかった素敵なシーンにたくさん遭遇できるよう、頑張りたいと思います。
今年も一年、絵手紙コラムにお付き合いいただきありがとうございました。
皆さんも良いお年をお迎えください。

麻酔が切れて、ちょっとじ〜んとしてきた。でも覚悟していたほどの痛みもなくホッ。奥歯2本をまとめて抜いた。今年の夏から6本めの歯の治療中。やばいやばいと思いながらも、ほったらかしにしていた報いが…。治療済みのかぶせた歯の老朽化。歯の根元がじわじわと悪くなっているのを感じて、手の施しようが無くなる寸前に、重い腰を上げて治療に通うことにしたのだ。案の定、あちこち工事の必要が…思えば子どものころから夏休みや冬休みは歯医者通い。特に歯磨きを怠っていたわけではないのに、歯は弱かった。両親とも歯が悪かったから遺伝的に歯の質が弱いと言うか、虫歯好み？の体質かもしれない。小学生の時もずっと健康優良児の候補に上がりながらも「歯」で代表落ちしていた。
そんなわけで、口の中、只今、大工事中。それでも美味しいスケジュールと照らし合わせて支障のない日を極力選んでの抜歯。食いしん坊は治らない。
今年も残すところ10日。信じられない速さで年末が迫っています。
皆さんも身体のメンテナンスを整えて、忙しい年末を乗り切りましょう！

毎年12月のコラムには、ご馳走登場率がぐっと上がっちゃいますね。やっぱり仕事の予定より先に、美味しい女子会？ お土産話食事会？ クリスマスプレゼント交換付きプチパーティー？ コンサートの後の勝手に打ち上げ？ そしてもちろん忘年会の予定をしっかり入れちゃう。だからその隙間に旨く仕事の予定が入らなければ、バタバタするわけだ。世間の言う「師走の忙しさ」とはだいぶ違う、「付き合いの良い我ままな忙しさ」そんな12月。
美味しい素敵な店に敏感な友がいて、そんな会をお膳立てしてくれる。そして今度は私が知ったかぶりして、よく来る店みたいな顔をして友を案内する。それが繰り返される店はやっぱり繁盛店で、なかなか予約が取れない店になっているのだ。先日も南青山の住宅街の中のフレンチ。知る人ぞ知る新しい店らしい。う〜んやっぱり美味しい！盛り付けも味の組み合わせも超洗練されている！ パリよりもパリっぽい！納得の、いい店知ってるね〜だった。
いい店と言えば銀座8丁目のイタリアン「Sotto l'Arco」以前私の絵が飾ってあります〜と紹介したお店。絵の展示は5月いっぱいの予定でしたが、お店にも似合ってるし？友達を案内したいから〜と言ってるうちに預けっぱなし…（すみません）まだ店内に飾ってもらっております。特に2500円のランチは女性に好評です。ここもなかなか予約の取れない店になっておりますが、機会があればぜひ。
そういうわけで、次のダイエットは1月の中頃から始めますかね〜。

この時期欠かせない「ポインセチア」の鉢植え。ちゃんと描いたこと無かったかも…と11月の絵画教室の課題は「ポインセチア」にした。ご存じの方も多いと思うけど、あの赤い派手な花びらに見える部分は葉っぱ（苞葉）。茎の頂点に黄色い粒粒状に付いたモノが花で、花びらは存在しない。茎や葉を傷つけると白い乳液が出て、ちょっと雪が乗っているように見えたりする。もともとはメキシコ原産でメキシコ駐在のアメリカ大使「ポインセット氏」が本土に広めたことからその名前にちなんだそうだ。
近年では赤に限らず、クリーム色やピンクや赤にちらちらクリーム色の斑入りの物など種類もボリュームも多様化している。でも絵に描く時には、赤と緑をくっきりと「つん！」とした葉の勢いを捕えるとポインセチアらしさが出せるだろう。一番真っ赤なのが美しい。
数枚描いてクリスマスカードにするのもいいし、筆や絵の具を出したついでに年賀状モチーフまで挑戦してみるのも理想的。だって12月は10日も過ぎればその後の早いこと早いこと！…と自分に言い聞かせ（毎年の事だけど）。

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