■2016年6月の「絵てがみコラム」
 

大好物のメロンの季節! お米を買わずにメロンを買ってしまう。メロンに限らず果物がおいしい季節で、これから本格的な?桃の登場までの間のすももとか、ソルダムとか、プラムとかそのたぐいのものも大好きで、果糖取りすぎ注意報発令中といった感じだ。
そういえばブームを作ってその世代に圧倒的に指示された果物にあやかってバナナ世代とかグレープフルーツ世代とか(流行ったよね〜お洒落な朝食は必ずグレープフルーツ半分にサラサラのグラニュー糖…グレープフルーツ用の先のとがったギザギザしたスプーンをどの家庭も買ったよね〜)そんな表現をしましたね。そのあと登場したのが、ブルーベリーとかラ・フランスとか、でも〜世代というほどのブームではないかな?…最近圧倒的なのはマンゴー世代でしょうか? イチゴが大きくなり、スイカが小さくなり、ブドウやミカンの種類が増えて果物の世界も変化を続けているようだ。
絵を描くのはちょっと難しい。その果物らしさ…が頭にインプットされているから、スイカの皮の部分はそれなりに厚く、白い部分(カブトムシにあげた部分)の幅が緑と赤のコントラストに良い「間」を作っていたけど、最近のスイカは皮が薄いでしょ? 白い部分がすごく減ってる。甘い部分が増えて重さの節約にもなっているのでしょう。メロンもオレンジ色の果肉のメロンを描くと、らしくないと思われ、キウィも切断面は黄緑じゃなくっちゃと思ってしまう。でも食べ比べたらゴールデンキウィのほうがきめ細かくって甘い…でもでも絵的には…綺麗な黄緑のほうが…う〜ん難しいところだ。

 

 
 
 

ところで、その後多肉植物はどお? 4月の伊東屋での個展が終わった段階で多肉植物を描きたい気持ちは一段落。興味はちょこちょこ株分けした物や、同じ物とは思えないほど変貌してしまったその後の発育状態…いや、正しくは小さな植木鉢とのコーディネートへと興味は移って行っているのだ。普通の観葉植物にはあまりなかった感情で…なぜかとても不思議なんだけど、つい特別な小さな植木鉢を探しているのだ。
益子の陶器市で見つけたものは特にアーティスティックなもので、多肉植物用にちゃんとサイドに穴が開いていて、白い小さな教会の箱庭を思わせる。7〜8センチに伸びたセダムがもう大木に見える。一番小さな植木鉢は直径3センチほど…友人のカエルの陶器作家・有川京子さんの銀座松屋の個展で今年もひとつGET!ああまたこの世界が膨れ上がっていく…。いい加減、そろそろ断捨離!と思ってはいても好きな世界はやめられない。止まらない。
さて、6月も後半、講座の各クラスも暑中見舞いに役立つ涼を感じる絵柄をレクチャー中。7月2日・土曜日は、東京・文京区の古民家でのワークショップ、春に続いて2回目の開催です。まだ若干残席アリ、詳しくはWhat's Newをご覧ください。
お知らせと言えば、以前パッケージのための魚介類のイラストを描かせていただいた「築地選鮮・カタログギフト」。そのカタログギフトが350名様に当たる!というキャンペーン中! 紀文の「魚河岸あげ」をお買い上げのレシートを送って応募というものです。そちらも詳しくはWhat's Newをご覧ください。

 

 
 
 

土・日・月と絵のお教室が3日続く…バタバタと準備しているうちにすっかり絵手紙コラムが後回しになってしまった。久々に季節の花を描こうかな〜と思ったまま、更新予定日が過ぎてしまった…かも?すみません!
梅雨入りしたものの、雨が少なく水不足の夏になりそうだ。でもそのうちゲリラ豪雨とか反対の予報になるかもしれないし…ま〜焦ってもしかたない。夏は始まったばかりだ。
さてこの時期には定番の紫陽花の花。最近では品種改良されたり、新種の八重咲きや、やけに小さな鉢なのにたっぷり過ぎる花をつけたものなど紫陽花の変身が続いている。でも初心者が紫陽花を描くときには、あまり変種のものではなく、定番のこんもり丸く咲いているものや、ちょっと和風なガクアジサイを描くほうが良いだろう。色のグラデーションなどに紫陽花の魅力があるので、そちらに重きを置いて描いたほうが魅力的に描けるような気がする。
お便りにちょっと寒色系の彩りで、紫陽花を1輪描いてみるだけでぐっと季節の便り感がアップするので是非試みて下さい。

 

 
 
 

肉・魚・野菜の中ではひょっとしたら野菜が一番好きかも…? 何でも好きで、結構一人暮らしの割には冷蔵庫の野菜収納率は高いと思うんだけど、ふわふわのフリルレタスなんかじゃあ、たっぷりサラダにして食べたところでたかが知れているのだろう。日本人の野菜摂取量ベスト3は第1位大根・第2位玉ねぎ・第3位キャベツ。自分はどうかな〜? レタス、トマト、ルッコラ…調理不要のサラダメンバーですね…とほほ。
母の家庭菜園の紫玉ねぎを2〜3個もらってきた。見事な収穫で実家のデッキに50個くらい並んでいた。新鮮で強烈な玉ねぎ臭、「2〜3個で十分」と愛想無い反応をしてしまったけど。それが肉厚でスっごく美味しい! しまった! もっともらってくるんだった! 水にさらしてサラダに加えたり、そのまま厚切りで焼いたり、色がドラマチックなので私も妹もこの紫たまねぎが大好きなのだ。
野菜と言えば、この春から兵庫県西地域のJ A兵庫西の「にっしいひろば」というPR誌の表紙を描かせていただいている。地元農家さんが一生懸命育てていらっしゃる季節の野菜を、美味しそうに生き生きと描いていければと思っております。
それから東京都文京区の古民家での「モダンはがき絵」のワークショップ、4月の春の回ではたくさんの桜の枝に彩られた懐かしい雰囲気の空間で、透明水彩絵の具や墨や筆に親しんでいただきました。夏の回は7月2日で単発での参加も可能で募集が始まっています。詳しくはWhat's Newをご覧ください。

 

 
 
 

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